おかげさまでキング堂は創業90周年〜創業者 神藤金太郎のこと〜
2016.11.02 Wednesday
キング堂は 1926年(大正15年)
神藤金太郎(1903〜1995年)に
より、飯田市広小路(現在の銀座4丁目
5番地/現在のバランスの場所)に創業
しました。
貧しい農家の七男に生まれた金太郎は
東京で印刷前の新聞紙をリヤカーで運ぶ
仕事を兄弟で請け負い、そこで稼いだ資
金でキング堂を起こしました。
店名をキング堂としたのは、〈文具界
の王様〉になる志があったからだといい
ます。金太郎はとても多才な人であった
ため、自ら店のマークとロゴをデザイン
しました。それらは現在も使われていま
す。戦時中は敵国語が禁止されたことか
ら『金具堂』と当て字名で切り抜けてい
ました。
昭和22年飯田の大火で店舗兼住居を
焼失。全てを失いましたが復興。その後
現在の店舗のある銀座4丁目10番地に
文具売場を増築。また、隣の銀ビルへ画
材売場を移しました。しかし、平成8年
またしても類焼により文具売場を全焼。
平成10年に店舗面積を広げて現在の店
舗となっています。
飯田大火から復興した頃の店舗
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神藤金太郎は、日夏耿之介先生とも仲がよく、日夏先生はたびたび店を訪れて、金太郎と話し込んでいたといいます。そんなエピソードの一つを以下のページで紹介しています。
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